2016/11/20

第23回文学フリマ東京のこと

11月23日に開催される「第23回文学フリマ東京」にて、参加している詩誌がいくつか配布・販売されます。
参加されるみなさま、よろしければぜひお手に取ってみてください。

■CMYK vol.5「White.」
販売場所:【エ-05】亜久津歩
価格:700円
亜久津歩、草間小鳥子、黒崎立体、中家菜津子の4名による詩誌の第5号です。
今年5月に発行した70部がほぼ売り切れてしまったので、あらたに30部増刷いたしました。
内容は、
・フリーペーパーとして発行した第1号から第4号をかっこよく再収録
・「白」をテーマにした新作詩をひとり3篇ずつ掲載
B5サイズ・全ページフルカラー かっこいい詩誌です。

■マンガの友 vol.1
執筆者:亜久津歩、黒崎立体、水沢なお、望月遊馬、川田あひる、小笠原鳥類、杉中昌樹
販売場所:【エ-05】亜久津歩
価格:100円(複製本のためコピー代として)
杉中昌樹さんが発行する詩誌です。
私はマンガ『犬のジュース屋さんZ』をモチーフにした詩「おおひなたごう『犬のジュース屋さんZ(ぞね)』第4巻99ページ掲載「見ると縁起が良い夢ベスト102」に挙げられている事柄のすべてが現れる夢の一例」を寄稿しています。

■アニポエ vol.4
執筆者:そらしといろ、佐々木紺、平田有、黒崎立体、望月遊馬、杉中昌樹
配布場所:【ウ-68】BL短歌合同誌実行委員会/【ウ-70】庫内灯/【オ-51~52】稀人舎
価格:無料
杉中昌樹さんが発行する詩誌です。
私はアニメ「僕だけがいない街」をモチーフにした詩「ふたつの桜」を寄稿しています。
配布場所が3ブースありますがそれぞれ数に限りがありますので、
気になっている方は早めに入手することをおすすめします。

***

■第23回文学フリマ東京
開催日:2016年11月23日(水祝)
開催時間:11:00~17:00予定
会場:東京流通センター 第二展示場
アクセス:東京モノレール「流通センター駅」徒歩1分
http://bunfree.net/

2016/11/19

詩を書きました:詩誌『アニポエ vol.4』


杉中昌樹さん発行の詩誌『アニポエ vol.4』に、詩「ふたつの桜」を寄稿しました。
アニメ「僕だけがいない街」をモチーフにして書いた詩です。

アニポエ vol.4 執筆者
そらしといろ、佐々木紺、平田有、黒崎立体、望月遊馬、杉中昌樹
(掲載順、敬称略)

『アニポエ vol.4』は、23日に開催される文学フリマ東京で無料配布されます。配布場所は以下の3ブースです。
【ウ-68】BL短歌合同誌実行委員会
【ウ-70】庫内灯
【オ-51~52】稀人舎
参加されるみなさま、どうぞよろしくお願いいたします。

***

私は腐女子ではないのですが、今回詩を掲載していただけることになりました。
ボーイズラブというのは非常に難しいテーマで、自分なりにいろいろと考えました。
大変でしたが、やりがいのある依頼でした。
杉中さん、いつも本当にありがとうございます。

2016/10/27

詩を書きました:詩誌『マンガの友 vol.1』


杉中昌樹さん発行の詩誌『マンガの友 vol.1』に
詩「おおひなたごう『犬のジュース屋さんZ(ぞね)』第4巻99ページ掲載「見ると縁起が良い夢ベスト102」に挙げられている事柄のすべてが現れる夢の一例」を寄稿しました。
機会があればぜひご覧ください。どうぞよろしくお願いいたします。

マンガの友 vol.1 執筆者
亜久津歩、黒崎立体、水沢なお、望月遊馬、川田あひる、小笠原鳥類、杉中昌樹
(掲載順、敬称略)

2016/09/04

フリーペーパー「髙塚謙太郎『sound & color』×黒崎立体『tempo giusto』刊行記念座談会@葉ね文庫」発行のお知らせ

更新が遅くなってしまいましたが、
7月17日に、髙塚謙太郎さん・七月堂の岡島さん・葉ね文庫店主の池上さん・私 の4人による座談会が大阪・中崎町の葉ね文庫で開催されました。
その座談会の内容をまとめたフリーペーパーができあがりました。



表紙は、座談会の日に池上さんが用意してくださっていたケーキの写真です。
なんど見ても嬉しいですねえ 詩集出してよかった……


こちらはやさしいスイーツ工房 Douceur(ドゥサール)というお店のケーキだそうです。
めちゃうまかった カフェスペースがあるそうなので今度大阪行くときがあればお茶をしに行こう

フリーペーパーですが、
七月堂と葉ね文庫で配布されているほか、書店などにも置いていただいています。
フリーペーパー設置店については七月堂のブログをご覧ください。
表紙フルカラー・本文32ページという豪華な冊子です。巻末にはふたりの詩がひとつずつ掲載されています。
また、七月堂の通販で詩集を買うとついてくるそうです。この機会にぜひ七月堂の詩集を買ってみてくださいね。

座談会の開催までのあらすじは七月堂通信にまとめられているので、こちらもぜひ読んでみてくださいね。


詩の活動をしていく上で私は、
あまり他人の力をあてにしないように、自分の力でなんとか頑張っていこうと思ってずっとやってきました。
しかし、髙塚さんの詩集が私の詩集と同時期に刊行されると教えてもらったとき、まっさきに
「髙塚さんの新詩集は確実に話題になるので、のっかりたいですね!」
と答えていました。私は弱い人間です。
でも弱くてよかったです。おかげで、とても楽しい時間を過ごすことができました。
こんなことはきっともう二度と起こらないでしょう。
髙塚さん、池上さん、岡島さん、本当にありがとうございました。

7月は、ポエケットで詩集の初売りがあり(とてもよく売れた)
その次の週にこの座談会があったので心身ともに忙しい月でした。
楽しかったです。


2冊の詩集は七月堂のホームページから買うことができます。
髙塚謙太郎詩集『sound & color』
黒崎立体詩集『tempo giusto』
どうぞよろしくお願いいたします。

2016/08/04

詩とエッセイを書きました:俳句同人誌『里』2016年6月号



俳句同人誌『里』の新企画「この人を読みたい」に、なかやまななさんの推薦で呼んでいただきました。
既発表作「雪ちゃん」書き下ろし「あじさい」の二篇と、小さなエッセイを寄稿いたしました。
お読みいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

そしてこの企画の中で、なかやまななさんが私の詩と短歌への鑑賞文を書いてくださいました。
丁寧に読んで書いていただけて私は本当に嬉しく、非常に感動いたしました。
さらには、ちょうど私が詩集を出したばかりということもあり、広告まで掲載していただきました。七月堂のみなさんが喜んでくださると思います。
発行人である島田牙城さんのお心遣いに感謝申し上げます。

新しい企画の記念すべき第一回に呼んでくださって、本当にありがとうございました。

2016/07/09

第一詩集『tempo giusto』発行のお知らせ

七月堂より、第1詩集『tempo giusto』を上梓いたしました。


黒崎立体詩集『tempo giusto』七月堂
2016年7月9日発行
ISBN978-4-87944-255-0 C0092
1200円+税

★販売について
七月堂のホームページよりご注文いただけます:tempo giusto

★取り扱い書店一覧(2016年9月現在)
・七月堂(東京・明大前)
葉ね文庫(大阪・中崎町)
三叉灯(東京・下北沢)
パルコブックセンター吉祥寺店
紀伊國屋書店新宿本店
紀伊國屋書店吉祥寺東急店
ジュンク堂吉祥寺店
ジュンク堂池袋本店
MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店
ブックファースト新宿店
オリオン書房立川ノルテ店


★『tempo giusto』について
2009年から2016年にかけて発表した詩から23篇を選んで収録しました。
美しい装丁は七月堂のOさんによるもので、たいへん気に入っております。


カバーに使っている紙は「里紙」という紙で、紙の色の名前が「雪」なんですよ。


そして本体表紙に使っている紙は「マーメイド」という紙で、紙の色の名前が「スノーホワイト」なんですよ。

めちゃすてきですね……。


詩を書きはじめて七年が経って、ようやく第一詩集を出すことができました。
お読みいただければ幸いです。
みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。

詩集を作りながらいろいろなことを考えていましたが、考えすぎて飽和したのか
完成した今となってはむしろ何も考えていないくらいです。
これから少しずつ、整理しながら、このブログに何かを書いていけたらと思います。

2016/06/13

一首評を書きました:うたらばブログパーツ総集編Ⅴ

「うたらばブログパーツ総集編Ⅴ」が発行されました!


巻末企画「みんなの一首選」に一首評を書いています。
生まれて初めての一首評です。
また、ブログパーツ短歌採用歌として私の短歌が5首掲載されています。

ご購入はうたらばwebショップでどうぞ!



こちらもご一緒にぜひ!



短歌×写真のフリーペーパー「うたらば」
http://www.utalover.com/

2016/05/05

詩を書きました:CMYK vol.5「White.」

参加している同人誌『CMYK』の新刊が5月5日に発行されました。

CMYK vol.5 White.
2016年5月5日発行
B5版 28ページ
700円

内容
【CMYK colors】
【monochrome】
フリーペーパーとして発行した全4号を、カラーページ・モノクロページに分けて再録しています。
【CMYK White.】
同人それぞれが「白」の新作を3篇ずつ書いています。


文学フリマ東京での先行販売分は完売し、通信販売分も発行日前に完売しました。
現在は委託販売のみとなっております。
詳細は CMYKblog をご覧ください。

「白」の新作ですが、
私は「はなびら」「ぬけがら」そしてタイトルなしの一行詩を書きました。


 いちどだけ、壊れる骨で
 水のしくみに飛びこんでいく
 飛沫、あるいは、紋白蝶、
         (「はなびら」より)

 はなびらの、いちまいずつがこおりづけの、ばらのような約束をした。
 わたしはからだのどこかのふくらみにそれを挿した。日々、生きていれ
 ばよかった。
         (「ぬけがら」より)


CMYK vol.5 White. お読みいただければ本当にしあわせです。
どうぞよろしくお願いいたします。

2016/04/28

第22回文学フリマ東京について

5月1日に開催される第22回文学フリマ東京にて、参加している詩誌が販売されるのでお知らせいたします。

■Poe-Zine『CMYK』vol.5「White.」 700円
亜久津歩・草間小鳥子・中家菜津子・黒崎立体の4人で作る同人誌の新刊です。
限定20部の販売なので、お早めのご購入をおすすめいたします。
http://cmyk-blog.blogspot.jp/2016/04/cmyk-vol5white.html

■アンソロジー詩集『現代詩100周年』 2000円
昨年秋にTOLTAより発行され、とても話題になった現代詩のアンソロジーです。
在庫が少なくなってきているそうです。お早めのご購入をおすすめいたします。
https://c.bunfree.net/p/tokyo22/3865

CMYKの新刊と『現代詩100周年』はともにTOLTAのブースで販売されます。ブース番号は【ツ-37・38】です。
今回、TOLTAのブースで何かを買うと特典が受け取れるそうです。お得ですね。
どうぞよろしくお願いいたします。


■第22回文学フリマ東京
開催日 2016年5月1日(日)
開催時間 11:00~17:00
会場 東京流通センター 第一展示場
※これまで開催してきた「第二展示場」とは同じ敷地内の別棟となります。
アクセス 東京モノレール「流通センター駅」徒歩2分

2016/04/04

食器と食パンとペン

わー! ありがとうございます! めちゃ嬉しい!


「みんなのしあわせ」
http://syokupantopen.jugem.jp/?eid=2200
馬かな? と思ってよく見ると角のように桜の枝が生えていて、一角獣 でもなく、さくらのけものだなあ
と考えていました。こんなふうに、絵を見ながら想像をめぐらせるのはとても楽しいです。

この短歌は「うたらばブログパーツ短歌」で採用してもらって、
さらに表紙フォト短歌にも選んでもらった思い出の短歌なのです!
http://blog.kazahana.main.jp/?eid=194
食器と食パンとペンでも絵を描いてもらえるなんて…… 思い出がさらに増えました!
安福さんなんども本当にありがとうございます。私の「食器と食パンとペンと立体」フォルダが喜んでいます。

たぶん桜の時期なので桜の短歌を選んでおられるのだろうな、
と考えていた翌日(4月3日)に食器と食パンとペンのTwitterで読んだ檀可南子さんの短歌がめちゃ素敵でした。

思い出を捏造したくなるような桜吹雪に一人で立って(檀可南子)



食器と食パンとペン
blog
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2016/02/17

終わりのはじまり バックナンバー再配信のお知らせ

現在、最終号を配信中の『終わりのはじまり』ですが、
バックナンバーをいくつか配信します。
創刊号であるvol.01と、ゲストの方に詩を書いてもらったvol.04・vol.05を再配信します。

★「終わりのはじまり」バックナンバー再配信
セブンイレブンネットプリント
予約番号
vol.01 20118002
vol.04 98756192
vol.05 19744294

 配信期間は 2/22 23:59 まで。


★印刷方法
1.セブンイレブンに行きます。(クリアファイルなど持参すると便利です)
2.マルチコピー機の操作画面で「プリント」→「ネットプリント」を選びます。
3.予約番号を入力します。
4.「2枚を1枚/両面」という部分をタッチして、「2枚を1枚:する」「両面:短辺とじ」を指定します
5.印刷します。
6.表紙が外側になるよう真ん中から半分に折って、完成です。

★終わりのはじまり バックナンバーについて

vol.01 2013年4月23日発行
詩「とぶ」「かけらをあつめる」


vol.04 2013年7月27日発行
ゲスト:平川綾真智さん

詩「正解だ」平川綾真智
詩「光について」黒崎立体


vol.05 2013年9月28日発行
ゲスト:亜久津歩さん

詩「死にたくないけれど悲しまれたい」 亜久津 歩
詩「死にたくないけれど悲しまれたい」 黒崎立体



今後、バックナンバーを配信する予定はありませんので、
よろしければこの機会にぜひ。
どうぞよろしくお願いいたします。

2016/02/15

終わりのはじまりvol.10 最終号 配信2週目のお知らせ

終わりのはじまりvol.10 最終号 2週目の配信を始めました。
セブンイレブンのネットプリントにて、2/22 23:59 まで配信しています。
最終号の配信はこれで最後となります。どうぞよろしくお願いいたします。

★終わりのはじまりvol.10 最終号 入手方法★

 1.セブンイレブンに行きます。(クリアファイルなど持参すると便利です)
 2.マルチコピー機の操作画面で「ネットプリント」を選びます。
 3.予約番号「03636756」を入力します。
!4.「2枚を1枚/両面」という部分をタッチして、「2枚を1枚:する」「両面:短辺とじ」を指定します
 この設定をすることで料金が80円から40円に変わります。
 5.印刷します。40円です。
 6.表紙が外側になるよう真ん中から半分に折って、完成です。

この番号での配信期限は 2/22 23:59 まで。

・終わりのはじまりvol.10 最終号 もくじ・

「間で」なみたま
「がらくた」黒崎立体

background music - "glow" by keeno
http://www.nicovideo.jp/watch/sm11209477

・ゲストプロフィール:なみたま・
1995年7月生まれ。男。大阪大学理学部数学科1回生。大阪大学短歌会所属。
詩は高校生の頃、短歌は大学生になってから書き始めました。浪玲遥明、青原整というPNを使っていたこともあります。
連絡先:namitamaharuaki[at]yahoo.co.jp


1週目ではたくさんの方に印刷していただきました。
本当にありがとうございました。

2016/02/08

終わりのはじまりvol.10 最終号 発行のお知らせ

ネットプリントを利用した個人誌「終わりのはじまり」vol.10を発行しました。今回が最終号です。
ゲストはなみたまさんです。

・終わりのはじまりvol.10 最終号 もくじ・

「間で」なみたま
「がらくた」黒崎立体

background music - "glow" by keeno
http://www.nicovideo.jp/watch/sm11209477


・ゲストプロフィール:なみたま・
1995年7月生まれ。男。大阪大学理学部数学科1回生。大阪大学短歌会所属。
詩は高校生の頃、短歌は大学生になってから書き始めました。浪玲遥明、青原整というPNを使っていたこともあります。
連絡先:namitamaharuaki[at]yahoo.co.jp


「終わりのはじまり」は、セブンイレブンにあるマルチコピー機から取り出すことができます。
予約番号は「44611939」です。
以下の「やりかた」に沿うと料金は40円です。この番号での配信期限は 2/14 23:59 までです。

★やりかた
 1.セブンイレブンに行きます。(クリアファイルなど持参すると便利です)
 2.マルチコピー機の操作画面で「ネットプリント」を選びます。
 3.予約番号「44611939」を入力します。
!4.「2枚を1枚/両面」という部分をタッチして、「2枚を1枚:する」「両面:短辺とじ」を指定します


 この設定をすることで料金が80円から40円に変わります。
 5.印刷します。40円です。
 6.表紙が外側になるよう真ん中から半分に折って、完成です。


最終号を出すことについての私の気持ちは裏表紙にみっしり書きましたので、ここでは書きません。
見届けてもらえれば嬉しいです。
どうぞよろしくおねがいします。

2016/01/24

雪ちゃん(2010)

雪ちゃん
 黒崎立体


ぼたん雪が落ちていくのを
部屋の窓からながめていた
集団自殺みたいに
ぼろぼろ、
ぼろぼろ、

こんな冷たい夜に
ようやく存在して
陽が射せば溶けてしまう
これがわたしの名前なのか
見せつけられて
水槽が凍る

ひとつ育つたびに
ひとつ温度を失くすような
生活だった
背中をまるめて
ぼろ雑巾のようにくたびれた
あなたが浮かぶ
ごめんね、
ころしたかったね、
いつまでも濁ったままの水槽を抱えて
電車に乗ったその夜は
水銀に似て
わたしの意識の鋳型を取った
(むりやりにつながれた星座を死ねますように
((死ねますように
(((死ねますように
ふるえるように
笑うと
むきだしの床にぼろぼろと
結晶が落ちる

見えますか
あなたがつけた名前の通りに
凍えて生まれた
六角形です
わたしはこうして
あなたが憎い

愛してほしいと
求めることが間違いだった
ひび割れていく水槽から
氷点下の鼓動が聞こえる



(『詩と思想』2012年1・2月号「2011ベストコレクション」掲載/電子詩集『dimensions』収録)

2016/01/16

予告:終わりのはじまりvol.10 最終号


2月8日(月)に、ネットプリントによる個人誌『終わりのはじまり』vol.10 最終号 を発行いたします。
ゲストは、なみたまさんです。

ゲストプロフィール:なみたま
1995年7月生まれ。男。大阪大学理学部数学科1回生。大阪大学短歌会所属。
詩は高校生の頃、短歌は大学生になってから書き始めました。浪玲遥明、青原整というPNを使っていたこともあります。
連絡先:namitamaharuaki[at]yahoo.co.jp

なみたまくんに、今回は詩を書いてもらいました。
最近だと『あるところに、』Vol.6に詩「雨」が掲載されています。
また、阪大短歌会の機関誌『阪大短歌』4号に連作「無音」が掲載されています。先日、食器と食パンとペンに登場したなみたまくんの短歌は、この連作のなかの1首です。

『終わりのはじまり』通常は1週間の配信ですが、今回は最終号ということもあり、2週間の配信を予定しています。
お読みいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

終わりのはじまりvol.10 最終号 background music:
glow by keeno
http://www.nicovideo.jp/watch/sm11209477




10号まではかならず作る、と決めて『終わりのはじまり』を始めました。
その10号を最終号にしようと決めて、内容を考え始めていた時に、
『終わりのはじまり』をずっと読んでくれている方からお手紙をいただきました。
そのお手紙を読んで、最終号のゲストはなみたまくんしかいないと確信しました。
引き受けてもらえて本当に嬉しかったです。ありがとうございます。

最終号、見届けてもらえると嬉しいです。
よろしくお願いします。

2016/01/14

遠い夏

  遠い夏
   黒崎立体


遠い、としか言えないような
夏をいつのまにか持っていた
のぞきこめば
そらのひかり、植物の気配、ぬるい打ち水、
すべては断片で
どうしようもなく

ときおり、洗たく物から
ふっと嗅ぐ漂白剤に
たとえば呼び起こされて
仕事帰りの母からは
夏でもつめたい匂いがした
くすんだ色の、
目かくしの布をながめるのが好きだった
ベランダの窓をすこしだけ開けて
切り取った空に凭れて
きょうとあしたの
区別なんて知らなかった

すべては、断片で、
だれが砕いたわけじゃない
つなげることもできずに ただ
遠い、としか言えないような
夏を
いつのまにか持っていた



(初出:『詩と思想』2012年06月号投稿欄)

遠い夏

2016/01/10

耳(初出:フリーマガジン『あるところに、』Vol.5)




 耳
   黒崎立体



きみ、

呼びかけると きみがいる
うすいろの空気に きみ、

雨上がりと
割れた鏡の似ていることに
きみを呼んで気づく、
手をはわせると 手はきずついて
ぬれた土のにおいがした

きみ、

人はどうして
くだけていくときがいちばん
やさしいのか、
きみは骨を隠すように 同じ言葉を何度もつかう
わたしは、きみを呼んでいる
何度も呼んでいる、

きみ、

遠くに、いつか耳がある
わたしを 脈拍とまちがえる耳


(初出:フリーマガジン『あるところに、』Vol.5 / 2015年5月4日発行)

耳





2016/01/03

詩が掲載されました:『詩と思想』2016年1・2月号

現在発売中の『詩と思想』1・2月号の「2015ベストコレクション」に、
詩「耳」が掲載されています。(初出:『あるところに、』vol.5)
お読みいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

http://userweb.vc-net.ne.jp/doyobi/

2016/01/02

2015自選3篇


歌人の方がTwitterで「2015自選15首」をアップしているのを見ていて、
私も2015年に発表した自分の詩から1篇を選んでみたいと思いました。

その結果、1篇に絞れなくて3篇選んでしまいました。

というわけで、
2015自選3篇と、その冒頭の引用をしますね。


「Yのデッサン」 Poe-zine『CMYK』VOL.4掲載

 檸檬を殺す夢。ひび割れのひかりきれいな体液は着地して雪に紛れた。
 ここはまだ、降ったばかりで、ひかりのはね方を知らない。ひとつ冬が
 終わるとまた冬がはじまる、くりかえすうちに、冬というなまえが要ら
 なくなってただ、雪を言う。


「あざ」 季刊『ココア共和国』vol.17掲載/第6回・202号室賞受賞作)

 速度を持ったいくつかのひかりが、ひとつの木をめがけてくる。
 ひかりは、木のからだで反射をして、どこかへ消える。そのひか
 りのうごきが、木にあざをつくる。ひとつの木が、あざからくさ
 っていく。木が、裂ける。


「花が燃えるとき」 アンソロジー詩集『現代詩100周年』掲載

 くすりいろの、壜の内側に花みだれ
 誰かおぼれているんでしょうか、陽が射すと
 はなのなは しろつめくさ
 誰かの
 おまじないでしょうか、





この中から、期間限定で「Yのデッサン」を全篇公開します。1週間程度で削除します。
よかったら読んでみてください。

Yのデッサン/黒崎立体 (PDF)

2016/01/01

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。
2016年もどうぞよろしくお願いいたします。

ブログを新しくしました。
今年からはこのブログを使って発信していきます。

旧ブログはこちら:http://blog.kazahana.main.jp/



昨年はたくさん詩を発表することができました。ありがとうございました。
今年も詩を書いていきます。